|
サイトマップ
|
☆においを抑えたステイン塗装☆
基本的に塗料には『におい』はつきものですよね。
でも、このにおいのおかげで、ペイント中に気分が悪くなったり、ペイント後にせっかく仕上げた家具を
使用していると『うっ・・・くさい』と感じた事はありませんか?
古くからある、ステインと呼ばれる塗料には、においのきつい溶剤系のモノが多く使用中や使用後に
この臭いが無ければと思われることは少なくありません。
これが最近では水性系の塗料とワックスを使用することで、においを気にせず作業できるようになっています。
気になる塗装行程はこちら・・・・
【スポンサードリンク】
一般にステイン塗料というのは、塗膜を成形しませんので 、基本的には素材の木目を生かしながら、
その素材に着色するためのモノですので、その着色した色と素材を保護する為には、
一度色を付けた、そのうえから塗膜成形するクリアーなどを塗る必要があると考えます。
これが、アンティークな仕上がりを求めるのでしたら、色付けだけをして、そのまま使い込んでいく。
または、番号の大きな(例えば♯400くらいから♯600くらい)のペーパーを使って部分的に色を落として
雰囲気を作り出しますので、仕上げ用のペイントは必要ありませんが、
やはり、ペイントしたモノはできるだけ長く、その状態を保ちたいと思いますよね。
家具のアンティーク風仕上げはこちら
ニオイについてですが、従来のオイルステインは、オイルというくらいですから有害な物も含まれていますし、
ニオイのきつい溶剤(トルエンなど)も使われていますので、 どうしても強烈なにおいや気分が悪くなる事もでてきます。
こういった臭いがあるために、台所などで使用される家具には、木目を生かしたペイントがしたいけど、
食器を置くところにはあまり・・・・と考えられる方も多かったのですが、
水性系の塗料を使用されることで、この臭いは解決する事が出来るのではないでしょうか。
(水性塗料でも、塗料の状態では独特の匂いがしますが、乾燥してしまえばほとんど無臭です)
このサイトに問い合わせをしてくださる方の多くにも、
『塗料の臭いが気になります。何とかならないでしょうか』というモノがありまして、水性塗料が良いのではないでしょうかと
お答えさせていただくのですが、塗料の臭いは、ペイントされた色をよ〜く乾燥させると、ほとんど無くなります。
例えば、市販されている食器棚など、ラッカー系の塗料でペイントされているモノもありますが、
お店に展示されている状態や、購入されてから使用するときに『くさい』と感じられる事は あまり無いと思います。
塗装に必要なのは【待つ】ということですので、作業中でも、作業後でも慌てずに
塗料が安定して、完全に溶剤が抜けるまで待つことでニオイについても、また、トラブルが起きても対処できます。
大事なのは【しっかり乾燥させる】ということですね。
=おすすめ塗料・・・=
作業する前にどういった仕上がりにしていくのか考えます。
木目を生かした状態で色だけを付けていくのか?
着色した状態を保護するのか?
木目を生かした状態で着色して素材も保護するのか?などなど最初にイメージして塗料も選んでいきます。
私が気にいっているのは、仕上がりに応じて色々な種類があるブライワックス。
カラーも豊富ですし、作業しやすく、臭いの少ない水性系もあります。
カラーサンプル ⇒ ブライワックス・ウッドダイ
.
=おすすめ塗料の作業工程・・・=
この塗料は、ライトな感触で素材がすばやく染まる水性のステインで、ほとんどの木材に使用する事が出来ます。
また、好みの色が無くても、薄めの色や赤味、黄味など色を混合して好みの色をつくることもできます。
木材を染める事を目的としていますので、素材を保護する場合は、乾燥後に、ワックスやニス、ウレタンなどで塗装します。
使用塗料 ⇒ ブライワックス・ウッドダイ
1. まずは、素材となる木材に木目に沿ってペーパーがけをします。
スポンジを使用して塗っていきますので、なるべく滑らかな表面にしておきます。
(この下処理の状態や素材の元もとの色によって仕上がりの色が変わってきますので、目立たないところで
ためし塗りをしておいてください)
2. 容器をよ〜く振って攪拌(中身を混ぜる)作業をします。
よく混ざりましたら、蓋を開けて、スポンジ(またはウエス(布)などでも良い)を使用して、
塗料を木目に沿って、木材全体に塗ります。
(刷毛を使って塗ってもいいのですが、ムラになりやすくなりますので、全体に塗ったら
ウエスですばやく上澄みをふき取ってムラをなくしておきます)
3. 30分ほどで乾燥してきて、木目が現れてきます。
(このままでも良いのですが、表面を滑らかにする為にスチールウールを使って軽く擦って整えます)
これで完了です。お疲れ様でした。。
表面を保護する場合は、ワックスやニスをこの上からペイントしておきます。
=表面を保護する場合の作業工程・・・=
ワックスを使用して表面を保護しておきます。
もの凄く臭いが少ないので、塗装後臭いがつくと困る場所にも使用することが出来ます。
このワックスは、ミツロウや植物性の天然素材(カルナウバ)を主原料にブレンドされていますので、
素材が新しくても、古くても問題なく、また、金属加工されたものやタイル・皮製品にまで美しく保護する事ができます。
使用ワックス色見本 ⇒ オリジナル・ワックス
1. 着色した後、30分から1時間程度、乾燥させます。
2. 新しいスポンジか、スチールウールを使用して、塗料を木目に沿って擦り込むように塗っていきます。
季節や気温によって変わってきますが、だいたい15分から30分くらいで定着してきます。
3. 定着後、乾いた布を使って塗料を木目に沿って磨いていきます。
これで完成です。
思ったような艶が出ない場合などは、もう一度重ね塗りをします。
2・3を繰り返してお好みに仕上げていく事ができます。
注意:定着後の磨きが足りない場合、衣服などについてしまう事がありますので、
充分に磨き上げるようにします。
また、着色ワックスですので、素材にそのままでも使用することが出来ますが、
ステインを着色する事により、木の保護とより美しい仕上げが可能になります。
|