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☆下処理する為のペーパーアイテム☆
塗料がなじみやすく、よく密着させるために、【ペーパーがけ】という工程をいれます。
【あしづけ】作業とも言うのですが、これによって表面をなめらかにし、さらに塗料の剥がれも防ぎます。
ペーパーアイテムを使うことにより、楽しく作業していく事ができます。
☆ペーパーアイテム
ペーパーアイテムとしましては、まず、【紙やすり】(サンドペーパー)、
【ペーパーブロック】(サンドペーパーをまき付ける木片など)【ペーパーサンダー】などがあります。
◆紙やすり(サンドペーパー)
ペーパーは粒子の粗さを番号で表示されています。
番ていは40番から2000番まであります。
(上はもう少しあるのですがそんなに必要ありません)
粒子の大小(ペーパーの目といいます)は、その数字が大きくなるほど目が細かく、小さくなるほど目は粗いものになります。
選び方、使い方は、最初に目の粗いもの(番定数字の小さいもの)からはじめます。
順番に目の細かいもの(番定数字の大きいもの)に変えていきます。
最初から目の細かいもので作業していきますと、表面の粗いものを平らに削っていくのは時間もかかり、
ペーパーもすぐに目が詰まってしまって削れなくなり、何枚も使ってしまう事になります。
時間と体力の無駄使いになってしまいます。
ですから、粗い面を平らに削っていく場合は、粗い目のペーパーからはじめます。
粗い目のペーパーは、早く好みの形や、表面の粗さをとりますが、ついでに粗いペーパー目を残していきます。
この粗い目をなめらかにする、残ったペーパー目を消していくのには、先ほど使ったペーパーの番定のものの次の番定
(80番ならその次の120番を、120番ならその次の150番か180番)というふうに
ペーパーの目を順番に消していきます。
濃い目の塗料で塗りはじめるのでしたら、180番仕上げくらいでも良いのですが、
【けば】(木の材質によっては出ないものもあります)が気になるようでしたら、240番くらいまでをかけておきます。
形を整えたり、デコボコしたものを平らにする時粗い番定(80番とか120番)のもので少し力を入れて削っていきますが、
その粗いペーパー目をならしていく時は、手の力を抜いて
“なでる様に”かけていくと深い傷を入れていく事無く、早くなめらかにする事ができます。
この、順番にペーパーの番定を上げて表面のキズを取ってなめらかにしていく作業を 【目消し作業】といいます。
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◆ペーパーブロック
・ペーパーアイテムとして【ペーパーブロック】というものがあります。
市販されているものもありますが、何かの作業であまった木片で十分代用できます。
・ペーパーアイテムのペーパーブロックの選び方
【ペーパーブロック】は手で軽く持てる程度のものがいいと思います。
私は110mm×70mm×23mmのものを使っていますが、人によって手の大きさも違いますので
おこのみで選んでみてください。
ペーパーブロックを使うことにより、平らにしたい面をまっすぐ削ることができます。
手も疲れにくくなりますので、ぜひおすすめします。
ただし、角を丸くしたり、Rの部分なんかは手の薬指と人差し指でぺーぱーを挟んで指の腹で
ペーパーがけした方がきれいに仕上がります。
ペーパーは【ペーパーブロック】の長いほうの幅より、少し小さくカットしておくと効率よく作業することができますよ。
◆サンダー
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ペーパーアイテムの【サンダー】は電機で動く電動のものや、エアーで動くものがあります。
趣味として初めて使われるのであれば、電動のサンダーをお勧めします。
※エアーサンダーは振動も少なく慣れれば使いやすいものでもあるのですが、
【コンプレッサー】(空気(エアー)をつくる機械)や、【ホース】【フィルター】(コンプ レッサーから出てくる水を取るもの。
機械のさびを防ぎ、ペイント時のはじきを防止する)など、設備投資が必要になります。
使い方としては、ペーパーアイテムの【ブロック】同様、最初の荒けずりをする時は、
少し強めに押さえつけて、木材の左はしから右はしへ。
少しずらして右はしから左はしへというふうに使います。端はしの折り返しの部分はよく
削れますので、折り返す時は力を抜きます!
そしてペーパーの番定を上げていきなでるようにして仕上げていきます。
サンダーを使うと(機械磨ぎ)しますと、ペーパーの目は手でかけた時より細かくなります。
その時使うペーパーの番定のだいたい倍の番定くらいになります。
(80番なら120番くらいに。120番なら240番くらいに)
手でやるより目消し作業は楽になりますね。
※ペーパーアイテム【サンダー】は無くても作業には問題ありません。
あれば楽ですが、最初のうちはペーパーの目の消え方を見るためにも、手でやってみましょう。
仕上がりを良くするために、ペーパーの目はペーパーで消しておきましょう。
ペイントしてきれいに仕上がった様でも、塗料が乾くとペーパー目が出てきてしまったりします。
ペイントをはじめる前のガサガサや、目に見えるペーパーの目は必ずそのまま出てきます。
つるっとした仕上がりにする場合は時間をかけてでも、ペーパーの目は消しておきましょう。
また、ペーパーの目はそのペーパーの倍の番定で消すことができます。
(80番なら150番。120番なら240番で)
表面処理でなめらかになったら次の工程に進みましょう。
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