|
サイトマップ
|
☆エアブラシについて☆
その由来を簡単に紹介します。
また、その機具を使ったアート技術のページもありますのでご覧ください。
エアブラシとはもともと、19世紀後半頃、イギリスの水彩画家の手によって、
その絵の下地の色を隠す事なく上から色を塗り重ねる事の出来る道具として発明されました。
後に、写真の修正など他の応用的な使い方が発展して、
発明から一世紀を経た今日では、多芸な器具として幅広く使用されています。
一般にコンプレッサー (気体を圧縮して圧力を高めるための機械。エアーを作り出す)
というものを使い、そのエアー(空気)により、塗料を細かい霧状に噴射して塗りたいところに対し、
均一に塗装するために使われる器具であります。
その器具自体は【ハンドピース】と呼ばれていて、コンプレッサーからのエアーを使用するものの他に、圧縮ガスを使用して
塗料を霧化するタイプもあります。
器具としては、建築や工場、自動車の補修作業などで使われるような、広範囲を塗装するために使われる、
【スプレーガン】 (高圧力で、比較的大きな面を塗装する際に使用。
器具自体の口径も大きく一度に大量の塗料を噴霧できる)とは違い、口径も小さく非常に精密なスプレーノズルを使用して、
低めの気圧で、細かい絵を描いたり(細いラインをひく等)また塗装したりする事ができるものです。
【スポンサードリンク】
エアブラシの器具の種類も多く、使い方、値段によってもその構造が違ったものがあり
私個人的な意見でその種類を分けると、一般に多く使われていると思うのが
ダブルアクションというタイプのもので、エアーの量と噴霧する塗料の量をボタンにより調整できるタイプで、
ボタンの上下でエアーの量を調整、 前後で塗料の塗出量を調整するというもの。
(押すとエアーが出始め、はなすと止まる。押したままボタンを前後し、
塗料の量を調整しながらペイントしていく)
シングルアクションというタイプの物もあり、こちらは単純にボタンの上下でエアーの量を調整するだけというものと、
ボタン(レバー)の前後で、塗料の吐出量のみを調整するタイプとがあります。
(このタイプは基本的にホースをつないだ状態で、エアーが常に出ていてます)
また、スプレーガンのように握りやすく広い面や大きなところをペイントするのに向いている、トリガータイプのものもあります。
また、少し前のスプレーガンに多かった塗料を入れる容器が ノズル部より下についていて塗料を吸い上げていく
下カップのタイプなどがあります。
最近では、ペンの先にエアーや、圧縮ガス等を噴射する事によって ペイントしていくタイプのモノもあります。
使用できる塗料の種類としても、 水性塗料・油性塗料・油性エナメルなど、他にもカラーインクやアクリル絵の具、
また、ラッカー等の合成樹脂塗料など、【希釈】 (水やシンナーなど薄め液等で薄める)事で、 粘度が低くなり、
噴霧した時に粒子がなくなり、液状になるものであれば、大抵の塗料は使用していくことが可能だと思います 。
(アクリル系の塗料を使用しているハンドピースで水性塗料を吹くと、塗料が出にくかったりする事が、たまにあります)
(ただし、耐久性、耐光性などを必要とする場合はそれなりに考えて使用する)
エアブラシは、ぼかし技術やグラデーション効果をだしやすいという利点があり、
微妙な陰影の表現がしやすいという事から、
現在では、車、携帯電話や、プラモデルや、 あなた自身の爪にいたるまで、幅広く利用されています。
|