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☆身近なモノで作る ステンシル☆
最初から複雑な絵をステンシルとして作っていくのは、どこから、どうやっていくのか悩んでしまったり、
作成中にイライラしてしまったり、途中で嫌になってしまったりしますので、出来るだけ簡単な絵を選ぶようにします。
この方法は、【カッターナイフ】を使用します。
初めてやって見たいと思ったときは、無理をせず、まず、道具になれる事を考えて絵を選ぶのがいいと思います。
例えば、【クローバー】!
四葉でしたら、ハートを4つ。
三つ葉なら、ハートを3つ作って、茎の部分をくりぬけば完成です。
が、このクローバーには、
【デザインナイフ】を使用してステンシル【型】を作っていくのに必要な技術を練習できる要素が詰まっています。
あなたが描いた線に沿ってナイフをはしらす事と、切っていく途中でナイフの向きを変えて切るということ。
細い部分を丁寧に切っていくという事など、練習するにはもってこいのデザインだと思います。
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=用意する物=
・透明のカッティングシート
・デザインナイフ
・カッターナイフ
・ピンセット
・下書きする為の紙、または作りたい絵
・筆記用具
・ガラスの板、またはカーボン紙
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今回は、紙に自分で描いた絵をカーボン紙で移して描く方法で行きます。
まずは、紙に実際に描きたいところに合わせた大きさの絵を描きます。
その絵を、カーボン紙を使ってカッティングシートに写します。
(カッティングシートだけを切っていく練習の為にも、裏紙ではなく、シートの表側に写していきます。
このとき、強くい押さえずに、眼に見える濃さで移る程度に描いていきます。
なるべく先のとがっている筆記用具を使うのが良いと思います)
この写せたモノをデザインナイフを使って切っていくわけなのですが、
カーボン紙を使って絵を写すと線が太くなる事があります。
こんな時は、線の外側を切るのか、内側を切るのか最初に決めておきます。
=デザインナイフで切っていく=
では、いきます。
最初にナイフを入れるのは、切り進んでいって、途中で向きを変える必要のないところから。
(比較的大きな絵ですと、クローバー様な絵の場合、どこから始めてもそんなに差はありませんが、この絵が小さくなると、
細かい部分(茎の部分やとの間の部分など)は切りにくく、このようなところを最後に残してしまうと、
残しておきたいところを切ってしまう可能性がありますので細かい部分から始めます)
という事で茎の部分から。
この部分は、ナイフを上から下へ動かせるようにカッティングシートを自分の前において、上の点から下のR部へ切り進み、
ナイフをそのままにして、シートの向きを変えて、そこから下の点へと切っていきます。
次には上のへこみの部分の点から始めます。
このような形を切っていく時は、ナイフをカッティングシートに軽く押し当てる程度で腕を出来るだけ固定しておいて、
なるべく動かさないようにして、カッティングシート自体をまわして切っていくようにします。
(力を抜いて、自分は今、刃物を扱っているという事を常に思っておくようにします)
そのまま線に沿って切り進んでいくと、の下の点につきます。
ここで刃の向きを変えるのですが、ナイフはそのままにしておいて、シートのほうをクルッと回転させます。
すると、先ほどと上下が逆になり、の半分を切れるようになります。
(デザインナイフで切り進んでいく時は、刃先を見るよりも、
切り進んでいく少し前のほうを見ながら切っていくと綺麗に線に沿って切れるようになります)
絵に描いた線に沿って、すべて切り終えましたら、ピンセットを使って絵になる部分を剥がしていきます。
(この時、ハートの下の部分や、茎の先端など(最初に刃を入れたところに交わる点・シートからナイフを離したところ)が
切り損じている事があります。
ですから、ゆっくりと様子を見ながらめくっていき、まだ、つながっている場合は、もう一度ナイフを使って切っていきます。
=カッティングシートの粘着力を弱める=
すべて、めくり終わりましたら、裏紙を剥がして、そのまま描きたいところに貼り付けてペイントしていっても良いのですが、
描きたいところの背景をペイントしている場合や、その部分が古い塗膜(旧塗膜)の時など、そのまま使ってしまうと、
作成した型を剥がす時、旧塗膜をめくってしまう事があります。
こんな状態を防ぐ為に、カッティングシートの粘着力を弱める方法があります。
本来カッティングシートは、切り抜いた絵や文字を、
そのまま貼り付けて楽しむモノですので、強い粘着力を持っています。
この粘着力を弱める方法として、白色の【缶スプレー】を使います。
缶スプレーは霧状に塗料を噴霧します。
この霧を利用して、完全に粘着力を無くしてしまうのではなく、部分的に塗料をのせて、
粘着のある部分と無い部分をつくり、貼り付く力を調整します。
注意!塗り過ぎてしまうと、貼り付かなくなってしまいますので、
カッティングシートと缶スプレーの距離を30〜40pほど離して、パラッと霧吹きします。
(特に細かいところ、細いところは絵を描く時に塗料がはみ出してしまいますので、あまり塗らない様にしておきます)
スプレーした裏面を触ってみて、粘着力が弱くなっていて、白色がつかなくなったら完成です。
(もし、スプレーしすぎて貼り付けることが出来なくなってしまったら、
3Mのスプレーのり55を20〜30cm離して薄く塗ると、いい感じの粘着力が復活します)
出来上がったステンシルが上手くできているか確認してみましょう→ステンシルシートを使う
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