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☆携帯電話のペイント方法☆
携帯電話にロゴを入れてみます。
ステンシルと、エアブラシを使っています。
=使ったもの= あると便利
・ステンシル作成用一式 ・ピンセット
・アクリル塗料と塗料用接着剤 ・ドライヤー
・ラッカーシンナー ・キッチンペーパー
・エアブラシ(ハンドピース口径0.2) ・養生テープ・マスキングテープ
・コンプレッサー ・ タッククロス
=ステンシルをつくる=
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ステンシルをつくるを参考に、まずは型を作ります。
デザインをコピーした紙を切り抜いて、スプレーのりを使って貼り付けできるようにしておきます。
=携帯電話をマスキングする=
まず、ラッカーシンナーで携帯電話のペイントする部分と溝の部分、裏面などを綺麗にふき取ります。
(電話によっては、ラッカーシンナーで解ける場合があります!試すのが怖いときは、
専用の脱脂剤(シリコンオフやワックスオフ)を使用します。)
ラッカーシンナーで脱脂する時は、キッチンペーパーにシンナーを染み込ませ、丁寧にふき取っていきます。
(ベタベタにせず、湿っている程度で大丈夫です)
ワックスオフを使う場合はキッチンペーパーを2枚用意して、
一枚にワックスオフを染み込ませて、もう一枚をふき取りように使います。
最初に、ワックスオフを染み込ませたほうで拭いて行き、乾かないうちにもう一枚のペーパーでふき取ります。
(この液は脂分を浮かす為のモノで、一枚だけで拭いていても脂分がのびていくだけで、ふき取れません)
脱脂が完了したら、最初に裏面を大きめのマスキングテープ
(30〜50mm程度)でかくします。
(シワになると、その隙間から塗料が入りこむ事がありますので、
出来るだけシワにならないように落ち着いて貼り付けます)
次に、側面をマスキングします。
たいていの電話は、カバーに溝があると思います。塗膜の剥がれを防止するために、
この溝を利用してペイントしていきますので、この部分より、2〜3o逃がしたところに
マスキングテープを貼り付けます。
ここまでで、液晶部分と溝した2〜3mm以外は貼れていると思います。
そうしましたら、次に液晶部分をマスキングして、
最後に細めのマスキングテープ(12o程度)で2〜3oあけた部分を貼るのですが、
この溝をかくさないように、溝の下側で折り返すように貼り付けます。
(短く切ったモノを貼り合わせていくのではなく、出来るだけ一本のテープで
一周貼るようにします)
どうしても、上手くいかないときは、細めのマスキングテープを一周貼ってしまい、ナイフを使って溝の下側でカットします。
=下処理する=
マスキングが完全に終わりましたら、もう一度確認して、脱脂作業を行います。
一枚にワックスオフを染み込ませて拭いていき、もう一枚のペーパーでふき取ります。
綺麗にふき取れましたら、ハンドピースを利用してエアーブローします。
(キッチンペーパーの小さいほこりが残っています。
タッククロスを使ってペイントする表面をきれ〜いにふき取りながら掃除します。)
=タッククロスについて=
ペイントする前の最終掃除用品です。
実は、脱脂作業を行うと静電気が発生して、塗装面に小さいほこりを呼びつけるようになるんです。
こういった小さいほこりを塗装前に取るためのクロスとなります。
タッククロスは指先で強く押し当てて使ってしまうと、塗装面にスジが入ることがありますので、
出来るだけふんわりと表面を撫でるように、エアーブローしながら使うようにします。
=ペイントする=
脱脂・清掃が終わりましたら、塗装面が綺麗になっている事を確認して、
ハンドピースで塗料用接着剤を塗っていきます。
全体にうっすらツヤガでる程度に仕上げます。けっして塗り過ぎないように!
塗り終えましたら、ハンドピースを掃除して、接着剤をドライヤーを使って乾かしておきます。
よく乾かせたら、バランスを見ながら、作成したステンシルを貼り付けます。
白だけでペイントしていきます。
ハンドピースに白色の塗料を入れて、一度にベターっと塗ってしまわずに、
何回も重ねて好みの濃さにしていきます。
あせらずに、ゆっくりと、塗り重ねていきます。
(ステンシルに紙を使っていますので、一度にベターッと塗ってしまうと紙が塗料を吸い込んでしまい下に写ってしまったり、
型を外す時、紙がくっ付いて剥がれなくなってしまったりします。)
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好みの濃さになりましたら、型をはがして、クリアーを塗っていきます。
=クリアー仕上げ=
2液タイプのクリアー(私は自動車用塗料の2:1タイプを使っています)でしたら、
きっちり調合(主剤・硬化剤・シンナーを決められた量で混ぜること)すれば、ハンドピースでベッタリ塗り込む事が出来ます。
とはいいましても、一定の膜厚を超えると、ダラ〜っと流れだします・・・・。
クリアーは、この、流れだす寸前で仕上がるのが一番綺麗に仕上がります。
(自動車の塗装面(BODYの表面)をよ〜くみると、カガミのような状態ではなく、なにか模様のようになっているのが
わかると思います。
これを【塗り肌】といいまして、機械やスプレーガンで塗装すると、こういった肌をつくる事ができます。
これは不良でも、なんでもなくて、自動車を補修するときは、新車の塗り肌を再現するのに熟練した技術を要するほどの
モノなのです。
が、携帯電話のように手にとって見ることができる小さな物を塗装 するときは逆に肌をつくる事よりも、
カガミのような状態で仕上げるほうが綺麗に見えるのです)
はじめのうちは、この状態をつくれるのがいつなのか、もう少し、もう少しと塗りこんでいって『出来た!』と思って
ガンを掃除してから見てみると『流れている・・・・』なんて事も起こります。
この状態は、使用するクリアーや、気温などの塗装条件でも違ってきますから、
一概になんとも表現しにくいのですが、沢山失敗する事で、感覚がつかめてきます。
そのときが、あなたにとって、そのクリアーを使いこなした時になります。
『電話だし、そんな賭けみたいな事はできない』と思ったら、
ある程度の膜厚をつけて乾燥した後にコンパウンドで磨きまくるという方法もあります。
また、マスキングがしっかりと出来ていれば、少々流れだしても後で対処する事もできます。
思い切って塗ってみて、全体がつるっとしたツヤがでてきましたら、完了です。
塗装が終わったモノをほこりが付かないところにおいて、ハンドピースを綺麗に完全に掃除します。
(硬化剤が入っていますので、ピース内に塗料が残っていると、固まって使えなくなります。
後で分解して掃除するのが大変ですので、先に綺麗に掃除しておきます)
【セッティングタイム】この間にクリアーが安定してきます。
=最終=
ハンドピースが綺麗になりましたら、
最後に貼ったマスキングテープをピンセットを使ってはがします。
クリアーが完全に乾く前に際のマスキングテープをはがしておく事で、
クリアーのまわりを滑らかに仕上げる事が出来ます。
注意!最後の仕上げとなりますが、
ここで塗った部分を触ってしまう事がありますので、落ち着いて慎重に作業します。
そのまま、1日おいてマスキングをはがせば完成です。
【指触乾燥】(指で軽く触って指紋が付かない程度、乾いている状態)でマスキングをはがしても良いと思います。
けっして強く触らないように!!
完成です。
ただし、2液のクリアーが自然乾燥で硬化するのには、すごい時間がかかりますので、
1週間程度は強く触らないようにします。
いろんな物に挑戦して、ステンシル作成とハンドピースの使い方をマスターすれば、もっともっと
楽しむ事ができるようになります。
⇒
同じやり方でこんな絵も描けちゃいます・・・。
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