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☆お部屋の壁紙をペイントする☆
壁紙のペイントで好みの家具が似合うような空間に変わります。
最近の部屋の壁には、【クロス】と呼ばれる壁紙が使われています。
このクロス(壁紙)。昔は単色(白が多い)で模様も無いようなものが主流でしたが、
近頃では、たくさんの種類が出ています。
(青空や、夜空の模様。ブラックライトに反応するもの模様も浮き彫りしたようなものなど)
壁紙も新しいうちは(とくに白いもの)はきれいで良いのですが、時間が経つと、黄色くなってしまったり、
シミになったり、また、家具を変えてみた時に、イメージが合わなかったり・・・・
壁紙を張り替える事もできるのですが、先程の自分のイメージにあった色に塗り変えた家具のように、
それだけで別の空間になってしまう、イメージに合った色に壁紙もペイントしましょう。
【和室】→壁をペイントする事により洋間のような空間に変えることもできます。
【洋室】→新しい部屋の様になりますし、何よりあなたの思う空間にできます。
☆壁紙ペイント(かべ編)
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◆必要な道具と材料◆
・水性ペイント塗料(かべ・浴室用)好みの色で ・マスカー
・ローラー ・マスキングテープ
・トレー(ローラーパレット) ・軍手・ビニール手袋
・刷毛 ・ぞうきん・ウエス
・ペン缶(ペール缶・塗料容器) ・長い棒か割り箸
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壁にはられている壁紙をペイントする時、まずは、家具などを移動して、ペイントしやすい環境をつくります。
家具をすべて部屋の外(となりの部屋など)に出す事が出来ればいいのですが、
「無理かなっ」て思う時は、部屋の中央に集めるなどして、できるだけ壁の周りに物が無い様にします。
(小さなものは出来るだけ部屋の外に出してしまうほうが、作業はしやすいです)
家具の移動が出来ましたら、【そうじ】をします。
まずは壁紙をかたく絞ったゾウキンで、拭いてみてください。結構汚れていると思います。
壁紙をゾウキンで何度も拭いて、汚れがつかなくなってきたらOKです。
(汚れが残っていると、ペイントの剥がれの原因にもなりますので)
★必要なら少し洗剤も使って見ましょう。
(壁紙を白っぽい色にペイントするのでしたら、タバコのヤニなどの黄色い汚れは
完全に落としておかないと、ペイント後に、にじんで出てくる事があります)
どうしても落ちない時は、下地処理剤(下地剤・プライマー)や、工程を増やす(ペイント→乾燥→ペイント繰り返し)
しておさえ込む事もできますが、できるだけ壁紙をきれいにそうじしておきましょう。
きれいになったら、完全に乾かせておきます。
☆養生
家具がすべて出せるようでしたら、【ブルーシート】を床全面に敷いておきます。
部屋の壁には壁と天井の見切りをつけるための【廻り縁】(まわりぶち)や、壁と床の見切りをつけるため
(掃除機などがあたって壁が傷つくのを防ぐためのもの)【巾木】(はばき)というモノが着いていると思います。
この部分を利用して養生していきます。
(巾木・廻り縁のような見切り材の無い部屋、または見切り材も同色にペイントしたい時は
壁と天井のさかいめの角、壁と床のさかいめの角から養生していきます)
マスキングテープがしっかり着くように、固くしぼった雑巾で巾木・廻り縁をそうじします。
水分がなくなりましたら、ペイントしたくない所のキワから5mmほどにげた所に一度24mm〜30mmくらいの
マスキングテープを、【空気】や【シワ】がはいらない様に貼ります。
そして、そのマスキングテープの上から【マスカー】を貼ります。シートを広げて床、天井を養生します。
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最後にペイントしたい処と、したくない処の【キワ】の部分を12mmのマスキングテープで貼ります。
こうすると、ペイントが終わった後、一度に養生をめくってしまわなくても、
12mmのマスキングテープを剥がすだけで、境目をきれいに仕上げる事ができます。
また、最後はマスカーのシートを片付けるだけで、養生もめくれてしまいますので、片付けも楽になりますよ!
☆ペイント
養生が終わりましたら、壁紙を塗っていきます。
まず塗料のかくはん作業から。
塗料の容器のフタを開けて、塗料を長い棒などでよく混ぜます。
よく混ざりましたら、【ペール缶】に塗料を半分より少しすくないくらい入れて、
1割くらいの水でうすめて、よく混ぜます。
塗料の準備ができましたら、壁紙をペイントしていくのですが、
【壁】や【天井】【床】などの広い面をペイントしていくのには、主に【ローラー】を使う事になると思います。
しかし、【ローラー】では入り込んだ角など、それだけでは塗りにくい部分もありますので、
その辺は【刷毛】でペイントするようにします。
最初は壁の入り込んだ角のようなところからペイントを始めます。
そうする事により仕上がりもきれいになります。
刷毛に塗料をとり、角の部分の一番上から。刷毛を縦に使いまして、上下に小さく動かし
壁紙にしみ込ませる様に手早く一気に下まで塗っていきます。
(刷毛に塗料を付けすぎないようにするのがコツです)
【たれない】様にのばして塗っておくと仕上がりもきれいです。
次に、刷毛を横にして角の両面5cmくらいの巾で上から下まで塗っておきます。
★【ローラー】だけで端のほうや、角の部分をペイントしようとすると、
余分なところに塗料がついたり、塗っている面のとなりの面をローラーでキズつけたりしてしまう事がありますので、
だいたい5cmくらいの【にげ】をつくっておきます。
こうする事によって、ローラーで広い面を塗る事だけに集中できます。
縦の角が終わりましたら、今度は巾木・廻り縁のまわりも同じように5cmほど塗っておきます。
★縦・横の角を塗る作業は一面ずつ行うようにします。
一度に四面全部の壁の縦だけ・横だけとすると、
塗料が上手くなじまない事がありますので必ず一面ずつ行ってください。
これで、部屋の壁紙四方を縁どりした、かたちになりましたね!
☆ローラーペイント
次はローラーで広い面を塗っていきます。
先ほどの四辺を塗った塗料を【トレー】(ローラーパレット)に移します。量としましては、最初は少なめに入れておいて、
作業をしながら、どれくらい入れれば良いかを感覚でつかんでいきます。
一度に多く入れるとローラーに塗料をなじませる時に、こぼれたり、
必要以上にローラーに塗料がつく事になります。
トレーの中でローラーを前後に動かして、ローラーの【スポンジ】に塗料をしっかり内部までしみ込ませます。
次に“ボタボタ”と落ちない程度に塗料をきり、壁紙をペイントしていきます。
こうすると塗る時に塗料が【たれにくく】なります。
★ローラーの塗料を適度にきるために【ロラーバケットアミつき】という物があります。
塗料容器にアミがついていて、一度ローラーのスポンジに塗料をタップリしみ込ませて
アミの上でローラーを“コロコロ”すると適度に塗料を残すことができるという代物です!
上手く塗料がきれない時はおすすめです。
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では、いきます。
先ほど5cmほど塗っておいた部分に少しかぶせる様にローラーを軽く押し当てて壁の半分くらい上
(一度に上下して、手の届く範囲)の下のほうから、まっすぐ上にあげます。
上までいくと、今度はローラー半分ほどずらしてその位置から今度は下へ、
下までいくと、また半分ほどずらして上へというふうに、だいたい3〜4回繰り返して、壁に塗料が付かなくなってきたら、
今度はローラーを横にして今塗ったところを、(上から)最初に5cm塗っておいた所から始めて、右へ(左へ)真っ直ぐ。
先ほど縦に塗りました端まできましたら、半分ほど下にずらして、左へ(右へ)・・・・
というふうに縦に塗った塗料を伸ばしていきます。
こうすると、塗りムラが出来にくくなります。
この要領で一面ずつ塗っていきます。
★ローラーで塗ると刷毛で塗る時と違い、そのローラーのスポンジ部分の両端が【すじ】になって残る事がありますが、
塗料が【つかなく】なってきたローラーでなでてあげれば消えていきます。
★ローラーは塗料を押し伸ばして塗っていきますので、
【下向きに動かす】時や【横に動かす】時は【タレやすく】なります。
ですから、ローラーに塗料をつけた塗り始めは、なるべく上に向かって塗っていく様にします。
★塗りムラを防ぐのに注意するポイントは
【ゆっくりと】【一定のスピード】でローラーを移動させる事です。
膜厚の違いによる【透けムラ】(所々壁紙がすけている状態)が起こる事がありますが、
塗料をタップリしみ込ませたローラーで壁紙に塗料を配り、塗料がつきにくくなったローラーで交差するように
伸ばしていくときれいに仕上げる事ができます。
★“ゴシゴシ”と、こする様に塗っていくのは良くありません!
ものすごく塗料が飛び散りますし、周りや、あなた自身が汚れてしまいます。
また、ペイントした面が荒れてしまって、【ツヤ】が無くなってしまう事もあります。
作業(ペイントする時)は汚れてもよい服装で。
頭はタオルなどを巻いておくと良いですね!
☆どうしても塗料の継ぎメが目立ってしまう時は、壁を上下半分に分けて、
上向き、下向き交互に塗っていき、次に壁をあなたの塗りやすい幅で縦半分に分けて、
その幅を右向き、左向きと交互に塗っていくと塗料の継ぎメは、分かりにくくなります。
一通り塗り終わったら一度乾かします。
最初に塗り始めたところを指で触ってみて乾いているようでしたら、もう一度、同じ要領で塗っていきます。
2回塗って、仕上がりに問題が無ければ、これでペイント終了です。
★【巾木】や【廻り縁】に貼っておいた12mmのマスキングテープを【切れない様】に、
ゆっくりと壁に手がつかない様に気をつけて剥がしておきます。
ローラーや刷毛も固まらないように【そうじ】しておきます。
☆【そうじ】が終わりましたら、ペイントした壁紙の乾燥です。
塗料の容器に書かれている乾燥時間を目安にして、指で目立たない所を触ってみて、乾いているかを確かめます。
★ペイントが完全に乾くまで季節や気温によって異なりますが、
水性塗料で夏場にペイントした場合、だいたい2〜3時間くらい(膜厚にもよります)
冬場でしたら、まる一日はかかります。
冬場に壁などをペイントする場合は、1日〜2日その部屋は使わないつもりで作業するようにしましょう。
★水性塗料でも完全に塗料が乾くまでは、少し匂いもしています。
(塗料に含まれる溶剤によるもの)溶剤が蒸発すれば匂いもなくなります。
☆ペイントを乾かすのには、塗料に含まれる溶剤を少しでも早く蒸発させる事です。
そのためには、【風通し】を良くして、さらに早く乾かせたい時には、【換気扇】や【扇風機】
などを使って壁を乾かせていきます。
季節に関係なく、ペイントする時は天気のよい日を選んで、窓を開けて、
風通しを良くして作業するようにすれば、匂いもさほど気にする事無く、
また天気もよいので“ウキウキ”しながらペイントする事ができます!!
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