|
サイトマップ
|
☆食器棚をアンティーク風にペイントする☆
【ウレタン塗料】でペイントされた食器棚を、【下地剤】(プライマー)をつかって表面処理をし、
アンティーク風の食器棚に変身させます。
【ペイント表面処理】のページでも書かせていただいたのですが、
【ウレタン塗料】でペイントされている、食器棚・イスなどの家具は、新しくペイントする塗料がのりにくく、
仕上がりが【マダラ】になってしまったり、【剥がれ】が起きたりします。
これを防ぐために、【はくり剤】で【ウレタン塗料】を落とす作業をやっていたのですが、食器棚のように大きく、
はいり込んだ面が多くある家具はその塗膜を落としていくだけでも大変な作業になります。
そこで、
食器棚のような大きな家具には【プライマー】や【シーラー】という下地剤をつかって、
【ウレタン塗膜】を押さえ込むことにします。
←クリックすると詳細が確認できます。 |
★ 【下地剤】
実は【アンティークペイント壁編】で使用した【下地剤】もこれと同じもので、壁や家具などに、(そうじ・洗浄後)塗ると、
新しくペイントする塗料のノリを良くして塗料に密着も良くなり、【剥がれ】を防ぎ、
仕上がりが【マダラ】になる事も防いでくれるいわば、塗料の【のり】といったところでしょうか!
★どのような仕上げ(色のイメージ)にするかで、旧塗膜の剥離をするか、下地剤を使うかを決めます。
仕上がりをナチュラルな感じにするのでしたら、ステイン系の塗料を上塗りに使用しますので、
下地剤よりも、リムーバー(旧塗膜剥離)やペーパーによる足づけ作業をされるほうが面倒でも、
仕上がりは断然よくなります。
逆に、白や黒など、原色系の色を使用されるときは、プライマーを使用されるといいと思います。
また、壁(壁紙)をペイントされる時は掃除した後、プライマーを塗るだけで効果を発揮できますが、
家具など、一度ペイントされているモノに使用されるときには、剥離作業まで行かなくても、少しペーパーをかけるほうが、
塗料の密着がよくなって、塗膜が長持ちします。
この場合は、紙ペーパーなどではなく、3Mのスコッチブライト(ホームセンターにあると思うのですが)のような
食器洗いのスポンジについている“たわし”の様なモノで表面が白くなる程度傷が入っていればOKです。
【スポンサードリンク】
☆アンティークペイント食器棚
◆必要な道具と材料◆
・水性の下地剤(プライマー) ・養生セット
・水性塗料(濃・淡で好みの色2色) (マスカー・マスキングテープ・新聞紙)
・ローラー・パレット ・軍手
・刷毛 ・ゾウキンなど
・塗料容器 ・長い棒か割り箸
・ペーパー(80〜120番)・パテ
・ドライバー ・変えの取っ手(ペイントに合った物に変えます)
★作業するまわりはシッカリ養生しておいて!★
まず、食器棚の【取っ手】など、はずせるパーツは全てはずします。
次に、【ガラス】などペイントしたくない部分は、ていねいに、完全にマスキングしておきます。
★取っ手を変更される場合は、新しい取っ手の【ネジの位置】が前の物と合うか確認しておきます。
合わない場合は、前のネジ穴を【パテ】で埋めておきます。
|
使用するパテは、木工用【ウッドパテ】(ホームセンター等においてあります)で
【へら】に少量とって【ネジ穴】に【こすり付ける様】に詰め込んでいきます。
穴が埋まったら、はみ出しているパテをとっておくのですが、この【パテ】というものは乾燥すると【やせて】きます。
(塗った時はふくらんでいる様でも、乾くとへこんでいます)
ですから、少〜し多めに盛るか、2〜3回に分けて穴を埋める様にします。
完全に乾いた後120番くらいのペーパで【なでる】ようにこすってあげると、きれいに埋める事ができます。
☆下地剤(プライマー)
プライマーを長い棒などで良くまぜて、刷毛で食器棚に、素材が隠れるようにしっかりと手早く塗っていきます。
(塗りのこしが無いように)
完全に塗れましたら、半日ほど乾かします。(季節・気温により異なります)
☆下色(ベース色・濃色)ペイント
プライマーが完全に乾きましたら(指で触ってみて確認します)
濃色のほうの塗料を良くかきまぜて、【ムラ】がでない様に、プライマーが隠れるようにペイントしていきます。
少々刷毛の【スジ目】を残しておくと仕上がりが、より【アンティークぽく】なります。
全体を【ムラ】なく塗れましたら、半日ほど乾かします。(季節・気温により異なります)
★乾燥をするという事はどの工程でも大事なことなのですが、
今回のように、【違う色】を【塗り重ねる】時は特に重要な工程になります。
この乾燥が完璧でないと、次の色をペイントした時、色が【混ざって】しまい、ペーパー掛けするときに色が出なかったり、
ペーパーに塗料がからんで 【メクレ】てしまったりしますので、よ〜く乾かすようにしてください。
☆上色(仕上げ色・淡色)ペイント
ベース色が良く乾きましたら、淡い色のほうの塗料を良くかきまぜて、塗っていきます。
上色は後でペーパー掛けした時に、仕上がりのイメージが調整できるのですが、
はいり込んだ角のような所は、うすめに塗っておくとペーパー掛けが楽にできます。
かといって、ベース色が透けている状態では、仕上がりが汚くなりますので、うすく・キッチリ色はとめておきます。
完全に塗れましたら、またまた半日ほど乾かします。
☆ペーパー掛け(仕上げ)
塗料が完全に乾きましたら、淡い色のペイントをペーパー(紙やすり)80〜120番で、ところどころ削っていきます。
そうすると、ベース色の濃い色が見えてきますね!
全体のバランスを見ながら少しずつ削っていくと古びた感じの色合いになってきます。
粗めのペーパーでけっして強くこすらずに“サッサッ”と掛けていきましょう。
★出っ張った角の部分を少しだけ最初の【ウレタン塗膜】まで削ってみると
自然な【長年使い込まれた】ような雰囲気にする事ができます。
(ウレタン塗膜まで出すところは少しだけにしておきます。
密着させるために塗っておいたプライマーを落とす事になりますので、やりすぎると、
そこから【剥がれ】が生じる事があります。あくまで自然な感じで少しだけ!)
◆万が一やりすぎたかなっと思ってもその削りすぎた部分だけ最初の工程から塗りなおしておけば大丈夫です。
【タッチアップ】
☆全体に雰囲気が出てきましたら、一度固くしぼった雑巾で塗料の粉をそうじしてあげましょう。
道具もそうじして新しい取っ手を取り付けたら完成です。
あなたの気に入っている場所に戻して空間を演出しましょう。。
|