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☆ペイントする前の下処理、表面処理について☆
インテリアペイントのページでも少し紹介させていただきましたが、
ペイントをはじめる前に、その塗りたいものの【表面処理】という作業をします。
表面処理とは、【下地処理】・【あしづけ】とも呼ばれる工程なのですが、
あなたの塗りたいものに、あなたの塗りたい色を“しっかり”密着させるための工程です。
表面処理を怠ると、せっかく楽しく仕上げたペイントも綺麗にならなかったり、すぐに剥がれたりしてしまいます。
(養生・マスキング同様、表面処理も手を抜かずにしっかり行っていきましょう)
☆表面処理
ウレタン塗料(硬質・水をはじく塗料)でペイントされている家具は、
新しくペイントする場合、塗料がのりにくく、仕上りがマダラになったりしてしまいます。
これを防ぐために一度最初に塗られている塗料(旧塗膜)を剥がしてしまう必要があります。
この工程をはくり作業としましょう。
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☆はくり作業 (イス編)
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◆必要な道具と材料◆
・塗料はがし剤 ・くぎ抜き(ニッパー等)
・塗料容器 ・ドライバー(ビス・ネジの場合)
・軍手もしくはビニール袋 ・マスク
・刷毛(ペイントに使うものとは別のもの) ・ウエス
・スクレーパー ・ハンマー(とんかち)
・紙やすり
ウレタン塗料で仕上げられているイスの表面処理(はくり作業)をして見ましょう。
まず、イスの座面をはずしましょう。(座面をペイントする場合も)
「裏側は見えないからいいや」と言わずに、せっかくですからやっちゃいましょう!
【ビスネジ】でとまっている場合は、ドライバーでビスをはずします。
【くぎ】でとまっている場合は、くぎ抜きや、ニッパーでくぎを抜きます。
この状態ではずれない場合は、接着剤でとまっている可能性があります。
そんな時は、座面と台座の接地している周辺をハンマーでたたいてはずします。
この時、思いっきり力を入れてたたくと、割れてしまう可能性がありますので、ゆっくりと慎重にたたいていきます。
少し浮きだしたら、そこにくぎ抜きの平らな方を差し込んで、てこの原理で持ち上げていくようにします。
(それでもはずれない場合は、座面をカバーします。マスカーやマスキングテープを使って 養生しておきます。
(座面もペイントする場合はそのままで))
けっして無理はされませぬ様に。
(壊れてしまっては意味がありませんし・・・)
座面がはずれたら、塗料はがし剤を塗料容器に入れます。
(量は塗料容器の半分より、すこし少ないくらいにしておきます)
そして刷毛で“タップリ”イスに塗っていきます。
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★注意★
この塗料はがし剤、(はくり剤)は、手につくと、ものすごい刺激があります。
ついた時はそうでもないのですが、ほっておくと、ものすご〜く痛いです。
肌が荒れたりもします。
必ず軍手かビニール手袋(耐容剤性)を着用してください。
念のためにマスクもしておきましょう。
(手についた時はすぐにキレーに洗い流してください)
塗料はがし剤は揮発しやすいものになっています。
ですから、一度に広い範囲を塗ろうとせずに少しずつ“たっぷり”と全面に塗るようにしていきます。
しばらく放置して、塗料が浮き上がってきましたら
(ポコポコと皮膚が浮き上がった様になります。ちょっと気持ち悪い)
スクレーパーでゴリゴリ削り落としてください。
もう、塗料はボロボロになっていますので、楽に落とせるはずです。
どれくらい落とせばいいのか・・・
木目が見えてくる程度でいいです。
あんまりやると、イス自体に傷が入ってしまいますので。
旧塗膜が完全に落とせたら、一度水洗いするか、水をしみ込ませたタオルなどで綺麗にふき取ってあげてください。
完全に乾燥させて旧塗膜が残っていなければ完了です。
⇒家庭の家具をペイントしてみるへ
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