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☆錆止めペイント・錆の原因とは☆
あなたがペイントしたい物の材質が、鉄などの金属だった場合
せっかくあなた好みの色に、美しく仕上がっても、その輝きが長く続かなかったら、意味ありませんよね。。
塗膜が老化していく事は仕方が無いにしても、素材が金属であるから出てくる
【錆】なんてものは、 せっかく仕上げた作品の原型まで潰してきます。
そこで、錆を防ぐ方法を知る前に、錆がどうしてできるのかについて考えてみました。
その材質、金属とは?
鉄などの金属は、多くの物質を混ぜ合わせる事により
生まれる合金です。 |
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いろんな物質を混ぜ合わせてつくられるため、すべての物質が完全には混ざりきらずに、
製鉄された後、目で見てみると表面は平らで均一なように見えていますが、
実際には物質の大きなところと、小さなところという様に、ムラができています。
顕微鏡などで、その材質(鉄)を見てみるとよく分かると思うのですが、このような、物質のムラができている
表面に【水分】が付着してしまうと、【腐食反応】によって、錆びが生まれてくるのです。
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【腐食反応】
腐って物の形が崩れていく事を腐食といいます。
金属材料が水・酸素などとの化学反応によって表面から変質・消耗してゆく現象のことです。
水分が付着しやすい環境等になると、いつも、この反応が繰り返されています。
それでは、純粋な金属(本当に表面が均一な金属)を使用すれば、錆を防ぐ事が出来るのかといいますと、
この物質の大・小の差は、温度や酸素濃度等の環境差によってもできてしまうため、
純粋な金属でも錆びないと言い切ることができないのが現状です。
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鉄など金属が錆びにくくする方法として、ペイントによって、金属表面に膜を作り防錆する方法と、
【亜鉛メッキ】という、皮膜作用と犠牲陽極作用という効果を2つ持つ方法があります。
亜鉛メッキは、酸素と結びつき、ち密な層をつくりだすので、ペイントより高い防錆力を発揮してくれます。
それに水が表面につくとその亜鉛メッキ自体が錆の対象となって、
徐々に解けていくという犠牲陽極作用がはたらいて、材質を保護してくれます。
メッキ部分に傷がつくようなことがあっても、その傷の周りの亜鉛メッキが犠牲陽極作用によって
保護するので錆の発生を抑える事ができます。
亜鉛メッキは消耗品ですので、その効果が永久というわけには行きませんが、
ペイントよりもずいぶんと長く持ちつづけるのは確かです。
しかしその金額や、工程の事を考えますと、個人で休みの日に・・・・なんてことは難しいと思います。
ですので、ペイントによる防錆方法をもう少し考えて見ます。
【ペイントによる防錆方法】
ペイントによる防錆は、鉄の表面に塗膜を作り、錆の発生要素ひとつである
水と空気を塗膜のバリアで遮断することによって錆の発生を防ぐことにあります。
亜鉛メッキと違い、塗膜に傷が入ってしまうとその部分に水がたまり錆が発生しやすくなります。
また、その塗装工程によっても、塗膜の中から錆が出てくることがあります。
これは、ペイント前の素材の表面に残っていた、わずかな水分や、
あなた自身の手の油や汗が原因になっている事が多いのです。
ですから、ペイント前の清掃・脱脂・乾燥するという工程は、作業前には必ず行なっておきたい事なのです。
【錆止め塗料の種類】
錆止め塗料の種類には、油性系、エポキシ系・ウレタン系アルキド樹脂系、
フェノール系とたくさんの種類があるのですが、エポキシ系錆止め塗料が比較的多く使用されていると思います。
しかし、このエポキシ系塗料もすべての面でおいて万全というわけでもなく、
軽い程度の処理であればまだいいのですが、中からの錆の発生まで抑えるとなると少ししんどいようです。
塗料も日々進化していますので一概には言えないのですが、
ここで一つお勧めの塗料を・・・・・
日本ペイントから出ている、一液ハイポンファインデクロという塗料。
一般に2液性塗料(主剤と硬化剤をまぜて使う物)の方が塗膜性能が良いとされていますがこちらの塗料は、
比較的使い勝手の良い1液性なのにも関わらず、2液性エポキシ塗料と同等の防錆力をもっいて、
塗料シンナーで希釈できますし、速乾性なので、塗装工程の時間短縮もできます。
鉛を含まない環境に優しい錆止め塗料になっています。
使い方・塗り方としましては、
家具(イスなど)のペイント工程と同じ様にして頂ければいいと思います。
しっかりと準備をして、あせらずに1工程づつキッチリやっていけば、
あなたの求める仕上がりを今まで以上に持たせてくれる事と思います。
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